いま、「プロジェクト管理」に何が求められているか
中堅・中小企業における情報システムの活用内容は多様性と複雑性を増しつつあり、この企業活動の変化に対応するプロジェクト管理(=プロジェクトマネジメント)の知識とスキルも幅広さを伴った応用力が要求されています。それは、プロジェクト活動の方針・運営・体制・作業のあり方・顧客対応・品質管理などの分野に及んでいます。また、プロジェクトマネジャーなりプロジェクトリーダの役割がパッケージ商品・ベンダからだけでなく、顧客のプロジェクト活動の把握と対応を行うことも余儀なくされています。
パッケージ・クラウド導入に必要な各作業工程(作業フェーズ)別の成果物に関する品質、納期及び予算を達成させることが出来る知識とスキルを身につけ、それらを応用し進化させることがプロジェクトのマネジャとリーダに求められています。実践的な管理です。
ユーザ(自社)のプロジェクト管理!
ユーザ(自社)のプロジェクト管理もパッケージ導入・クラウド導入を成
功させる大事な要因です。ベンダ任せにすることなく自主的に社内を
取りまとめ成果を出す管理と作業が不可欠です。
この記載してある内容とダウンロード資料をユーザ社内に置き換えて
読み理解することを薦めます。下記ページのコンテンツも参考になり
ます。
(参考) 「統括責任者のやるべきこと」ページ
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どのような「生きた知識とスキル」が必要か
プロジェクト管理は机上の知識や講釈は一切役に立ちませんし、失敗する要因でもあります。異なる案
件(規模・難易度・業種)を対象にするプロジェクト管理に求められるものは、そのプロジェクト案件を成
功に導くことのできる生きた知識とスキルをもった適用力と行動力です。的確な計画作成、問題把握及
び分析と判断が実践できる生きた知識とスキルの保有です。
その生きた知識とスキルの基本には、プロジェクト活動を常に掌握できる「全体観」、早期に計画との差
異を見つける「問題発見」、成果を出すために必要な管理「作業品質」及びメンバーと顧客を先導できる
「指導力」があります。これらの基本を実践を通して磨きをかけることが生きた知識とスキルの源泉です。
(見方・捉え方) ○全体観
・「森を見て木を見る」「木を見て森を見る」ことができる。
・ウォタ-フォール型に捉われない作業工程の組立てと体制の確立。
(事実・分析) ○問題発見
・「大小にかかわらず」「過去、現在、未来」の視点から見つける。
・先々の作業工程で生じるリスク要因の発見と問題解決策の実施。
(姿勢・行動) ○指導力
・「提示、提案、解決策、意見」「教育、叱咤、憤然、冷静」を伴って行う。
・メンバーなり作業内容に関する問題発見と解決策の提示と牽引。
(指示・検証) ○作業品質
・「事実、成果、顧客評価」「初期、抜き取り、ポイント」で評価を行う。
・作業ロスの発見と対策、作業成果物の品質検証と共同仕上げ。
【参考】 ダウンロード資料<570 「4-5-3」視座>
【参考】 ダウンロード資料<144 「質問とインタビュー」の要領>
プロジェクト管理に必要な知識とスキル
プロジェクト管理に必要な知識とスキルに関する一覧です。他ダウンロード資料と一部重複して載せて
あります。理由は全体の構成と分かり易さを考慮しています。各図表の下に、その内容の補足として
のコメントを記載してありますので参考にして下さい。
第1章 プロジェクトマネジメントの背景
1-1 経営環境の変化
1-2 企業の存立
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第2章 情報システムとプロジェクトの特性
2-1 情報システムの特性と役割
2-2 プロジェクトの役割
2-3 プロジェクトの成果物
2-4 PMBOKの概要
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第3章 これからのプロジェクトマネジメントのあり方
3-1 プロジェクトの成否
3-2 これからのプロジェクトマネジメント
3-3 プロジェクトマネジメントの範囲と視点
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第4章 プロジェクトマネジャーに必要な能力
4-1 プロジェクトマネジャーのスキル
4-2 リーダシップの発揮
4-3 問題の発見と対応
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第5章 「立ち上げ」フェーズの重要性
5-1 フェーズ構成とリスク
5-2 プロジェクト案件の受注と特徴
5-3 不確定要因の評価
5-4 立ち上げ情報の処理
5-5 顧客プロジェクトへの支援
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第6章 「実行計画」フェーズの確実性
6-1 実行計画書作成の狙い
6-2 構成と実効性
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第7章 プロジェクトコントロールの対象と要点
7-1 プロジェクトコントロールの対象
7-2 コントローラー不在の現象
7-3 進捗管理の視点とポイント
7-4 作業品質の向上
7-5 レビューの効果的実施
7-6 メンバーの指導と把握
7-7 顧客プロジェクトへの対応
7-8 情報伝達の重要性
7-9 費用のチェックポイント
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第8章 「実行」フェーズの管理ポイント
8-1 (要件定義)枠組みと目的
8-2 (要件定義)成果物の向上のために
8-3 (要件定義)現状業務と業務分析
8-4 (要件定義)作業の進め方
8-5 (テスト)テストとは
8-6 (テスト)品質の条件
8-7 (テスト)品質向上のために
8-8 (テスト)作業の体系
8-9 (稼働前後)稼働の種類
8-10 (稼働前後)稼働準備
8-11 (稼働前後)稼働後
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第9章 プロジェクトマネジャーの成長
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■ パッケージ導入(システム構築)と業務改善は表裏一体です。業務改善に関心
のある方は次ページを!
(参考) 「業務改善への情報システムの活用」ページ
■ プロジェクト管理において必要不可欠な問題の発見、整理及び解決策作成に
関心のある方は次ページを!
(参考) 「課題解決の簡単な進め方」ページ
■ 要件定義作業の進め方と成果物に関して、必要となるスキル、技法及び知識
に 関心のある方は次ページを!
(参考) 「要件定義に必要なスキルと技法」ページ