中堅企業・中小企業における価値あるパッケージ導入の手引き

 

 
 
 
 

「パッケージ導入」手引きの簡易版

     パッケージ(ERPパッケージ)導入の目的がパッケージ商品の持っているシステム機能の中で、
     ほぼ達成が見えることが前提になります。次のような条件を満たしてしる場合はこの簡易版が
     適しています。

         ● 課題解決(=ソリューション)がパッケージの持っているシステム機能を基に可能
          ● 現状業務をベースにして、業務処理・管理内容が単純明快
          ● 現行システムの処理手順と出力系を大きく変えることは不要

     規模の小さいパッケージ導入に関して、自社/パッケージ商品/ベンダとの関係で特に留意すべ
     き点は次のようなことです。

                          

 
   パッケージ商品(情報システムの再構築)の選択を行う前に、これからの「企
   業情報システムのあり方」「情報活用の活かし方」を知っておくことを薦めます。
   これらの情報と自社のパッケージ導入の目的を考慮して、パッケージ商品(情
   報システムの再構築)の適切な選択を行って下さい。
                 → 「企業情報システムのあり方」ページ
                 → 「企業活動を支える情報活用の見方」ページ 

 基本手順と作業

     先が見えているので安心して基本手順の作業に向かうことは賛成できません。階段を踏みしめ
     て上がるように着実な実行が求められます。パッケージ導入の規模に関わらず大切な作業です
     し、この作業結果が先々の成果に大きな影響を与えることは間違いありません。                       
        

                 

         ① 準備

             ・ 自社としてのパッケージ導入に関する全社の協力体制、導入計画をしっかり
               整えることです。
             ・ 現状の業務/システムでの課題・問題点を押さえて、パッケージ商品で解決
              を可能にするように整理します。

         ② 選択
              ・ 自社の目的達成と期待効果の実現への選択条件を整理し、パッケージ商品・
              ベンダの選択を行う。
              ・ パッケージ商品の選択は、課題・問題点の解決ができる条件を前提にします。
              中には、ある課題・問題点の解決をあきらめるケースもありえます。
                                (参考)パッケージ商品の選択方法ページの「パッケージ商品の選択ポイント」
                               (参考)信頼できるベンダの選び方ページの「ベンダ選択の評価基準」
                     
         ③ 要件定義・Fit&Gap
             ・ パッケージ商品の持っているシステム機能を理解し、自社の課題・問題点の
              解決を行いシステム機能の検討をベンダとともに行う。

 
  パッケージ導入の目的達成のためには、自社(ユーザ)としてのやるべきこと
        を整理しやり遂げることが必要不可欠です。そのためには自社のプロジェクト
        マネジメントの役割が大切です。その参考情報です。
                → 「ユーザのためのプロジェクトマネジメント」ページ 
                → 「ベンダのためのプロジェクトマネジメント」ページ

 導入計画の作成                 

     導入計画は経営者の承認と関係者の協力を得るために必要なドキュメントです。この作成作業
     の中で生じた疑問・不安な事項は速やかに解決する必要があります。解決の仕方はベンダなど
     の経験者に聞くことです。この導入計画により、良きパッケージ商品とベンダの選択も可能にな
     ります。

                

          ① 目的のまとめ
               ・ 何のために、パッケージ導入を行うかの目的です。
               ・ 現状の業務処理/システムの改善、管理内容の向上などに関して具体
                性ある表現が良いです。関係者が理解でき納得する内容です。

          ② 対象業務・部門の決定
               ・ 目的達成に必要な業務処理なり自社の部門を明らかにします。
               ・ 直接、関係しない部門への考慮も必要です。
          ③ 実行メンバーの選出
               ・ 目的達成のために必要な人を選びます。
               ・ 部門バランス、管理職・経験・若手のバランスを考慮することです。
               ・ 実行責任者を任命し、権限委譲の範囲を明確にします。
               ・ 定例打合せなどの必要時間・曜日を提示しておきます。
                                                            【参考】ダウンロード資料<030 パッケージ導入と体制>
          ④ 実行項目の整理
               ・ 必要な作業を洗出し、その作業の優先度・相関性を決めます。
               ・ 作業に関する担当者と完了時期を決めます。
                                                                  【参考】ダウンロード資料<090 実行項目一覧表>
            ⑤ 期待効果のまとめ
                                         
(参考)予算と期待効果ページの「期待効果を持つ大切さ」
           ⑥ 概算予算の決定
               ・ 経営者と相談して必要予算を決める。
                           (参考)予算と期待効果ページの「パッケージ導入と予算」
 

 

 「安物買いの銭失い」にならないために

     中堅・中小企業にとって、予算の制約から提案書での見積の低いベンダに目がいくのはやむを
     得ない面があります。ただ、「適正なパッケージ商品と適格なベンダを選んで費用を抑えること」と
     「選択条件を軽く見て費用が安いから選ぶ」
ことは天地の差があります。
     この
後者を選んでの行為は、企業にとって無駄な投資になりかねません。このようなケースが散
     見されます。後者を選ぶ企業に見られる傾向はつぎのような点です。
 
           ① 目的、期待効果が曖昧であり具体性に欠ける。            
           ② 会社としての意志統一が弱く、他力本願(ベンダ頼み)になっている。
           ③ パッケージ導入の押さえどころ・生きた知識などを学ぼうとしていない。
     この傾向の裏にあるものは、結局パッケージ導入における選択肢への理解不足と自信のある判断
     ができないことです。つぎの選択条件を理解し、判断することが投資効果への最低限の責任です。

           ① 目的、期待効果に対するパッケージ商品の適合性
           ② PM、主担当SEの力量と実績
           ③ ベンダの自社支援としての役割と機能の保証
  

 

  ● 「ユーザのためのパッケージ導入」セミナーのご案内

 
 セミナーの目的
       ・ 受講結果、自社に戻り独力で必要な作業を消化できる。
       ・ 社内手続き、社内協力、資料作成及び問題解決を容易にする。
       ・ パッケージ選定、システム品質及び稼動に必要な知識が理解できる。
 セミナーの内容
      
① 導入準備に必要な作業内容と実践ポイント
       ② 最良なパッケージ・ベンダ選定のための実施方法
       ③ 価値ある要件定義書を作成する実践ポイント
       ④ 安定稼動に必要なユーザテストと社内準備 
  開催の要領
         「ユーザのためのパッケージ導入 徹底解説」セミナー

         ● 最良のベンダ選択に必要な評価項目とそれに対する評価基準一覧、及びベンダ
      選択作業の留意事項をまとめました。この資料を下記よりダウンロードして参考
             にして下さい。
               
 参考】 ダウンロード資料<110 ベンダ選択の評価基準>   

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