中堅企業・中小企業における価値あるパッケージ導入の手引き

 

 
 
 
 

課題解決とは

   課題解決(問題解決)という言葉は少し硬く抵抗があるかも知れません。しかし、パッケージ導入を成
       功させるためには課題解決なり問題解決の対象が全く皆無ということはありえません。問題点なり課
   題が有るからその解決策を求めて、パッケージ導入の検討を始めたはずです。 その課題解決をどの
   実行フェーズ(作業のタイミングと時期)で行えばより効果的になるかを計画することがパッケージ導入
   を成功させるために大切です。課題(問題)の整理と内容により、課題解決・問題解決の実行計画を作
   成して行動することです。
   「課題」「問題」とは何かを正しく理解することから、課題解決(=ソリューション)の手順が始まります。
                    (参考)成功への第一歩と視点ページの「言葉の使い方「課題と問題」」

   

          ・ 「課題」「問題」とは、目的(あるべき姿)と現状のギャップです。
           ・ 経営者、関係者の方がこのギャップを埋める必要性を認識し合意することです。

課題解決の進め方

    課題解決・問題解決の進め方は5ステップで構成されています。このステップの手順に従って
    課題解決を行って下さい。ステップごとにどのような作業を行うかを記述しています。
        以下全ての記述は、「課題」と「問題」を同じような意味で使っています。
       ● 「課題・問題」の捉え方、「課題解決・問題解決」に必要な手順・方法・技法・実行
         計画作成に関心のある方は次のダウンロード資料を見て下さい。
                   【参考】 ダウンロード資料<812 「問題解決」の進め方>

         

        ① 「課題」対象の決定
           ・ 目的達成に必要な業務処理・管理内容及び関係する部門を決める。
           ・ 必要があれば、現行システム・PC処理も対象にします。
           ・ 決めた業務処理・管理内容・事業強化に関係する周辺業務も対象にします。
           ・ 「会社合併」に関する検討課題も必要があれば参考にして下さい。
                                           (参考)  「業務改善への情報システムの活用」ページ
                                          
【参考】 ダウンロード資料<130 会社合併の検討課題一覧>

       ②  「課題」情報の収集
           ・ 自社の公式・非公式文書(会議資料、報告資料、統計資料、業務ルールなど)
           ・ 顧客からのクレーム・トラブル資料
           ・ 関係する人のアンケート調査の実施
           ・ 上記資料・アンケート結果に基づき、必要な人に対するヒアリングの実施
                             参考】 ダウンロード資料<100 (サンプル)アンケート実施要領>
       ③ 「課題」情報の整理
           ・ 課題対象の範囲か否かの判断をします。
                         →範囲外は除外します。
           ・ 個々の課題を業務処理別なり管理内容別などに分類します。
                         →該当なしの場合は、「その他」「新分類の項目」とします。
           ・ 分類化した中で、重複なり類似した課題は集約します。
                         →課題内容は誰が読んでも理解できる表現にします。
                           参考】 ダウンロード資料<050 (サンプル)解決目標と課題・問題点>
                                 
       ④ 「解決」対象の選択
           ・ 課題を分類化した中で、該当する「解決手順」に集約し解決目標とします。
           ・ 解決目標に対して、目的達成からの重要性・優先度から順番をつけ、実行対象を
            決めます。
                      【参考】ダウンロード資料<720 製造業の課題とソリューション>
                                               
参考】 ダウンロード資料<060 (サンプル)解決目標一覧>
            
       ⑤ 「解決策」の実行
           ・ 対象になった「解決目標」に対して、解決手順の種類別で解決すべき基本手順の
            フェーズが決まります。
                    (参考)基本手順とパターン選択ページの「基本手順と自社の判断」
           ・ 解決手順の種類(A)の解決目標がある場合は、「課題解決フェーズ」をきちんと行う
            ことを薦めます。(B・C)の解決目標の場合は、「要件定義・Fit&Gapフェーズ」にお
            いて課題の解決策を具体化します。

 「課題解決」作業で新たに気づくこと 

    この課題解決の作業を通して、自社の姿が見えてくることがあります。日常の仕事では気づか
        ない事柄です。強さや改善点など自社力量の一端でもあります。
        ① 企業文化に関すること
               → 社内コミュニケーションの強弱、協調性の有無、目的達成への姿勢
        ② 仕事のやり方
               → 部門間の情報連携、情報共有に関する課題、部門間の効率性・ムダ、
                 個々の作業のムダ・ムリ・頑張り
        ③ 個人の能力と資質
               → 気づいていない能力と個性の発見、ものの捉え方/見方の広さと狭さ 
 

 
■ 課題解決・業務改善・情報システム活用に関する疑問・不安・質問のあ
   る方、また、欲しい情報を探している方は
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