中堅企業・中小企業における価値あるパッケージ導入の手引き

 

 
 
 
 

導入計画(=実行計画)の作成

   1.導入計画作成の狙い

       自社で導入計画(=実行計画)を自力で作ることを薦めます。この作成を通して自社の力量
       が正しく分かるからです。肩に力を入れずに導入計画(実行計画)を作成してみることです。
                情報システムの仕組みであるパッケージ(クラウド)商品を導入するプロジェクト活動の肝
       になります。ERPパッケージ導入も同様に考えます。
       この作業を行う中で、パッケージ導入・クラウド導入を進めていくために「何をやるべきか」
       「何の情報が足りないか」「何を他社に協力依頼をするか」が見えてきます。このことがパッ
       ケージ(クラウド)導入によるソリューション(=課題解決策)の出発点になり、プロジェクト活
       動を効果的に進める要因になります。「急がば回れ」です。また、業務存続リスクなり情報
       漏洩などの情報基盤を損なうことがないようにするための危機管理もあわせて検討する必
       要があります。
       このような見方で導入計画(実行計画)を作成すると、あとあとのパッケージ導入・クラウド
       導入の実作業において役立ちます。プロジェクトマネジメントの基本でもあります。

           ① 目的を達成するために必要な情報・作業を洗い出して、その段取りや手順を
             まとめることです。
           ② 自社でやれること・できることを前提にして、他社の協力が必要なことを明らか
               にします。  (他社の協力=情報入手、意見拝聴、提案、作業依頼・・・)
           ③ 経営者をはじめとして、社内の関係者が理解でき協力できる内容にすること
            
です。

                       (参考) 「ユーザとしてやるべきこと」ページ

   2.導入計画の構成と作成手順

       

          ① 目的のまとめ
               ・ 何のために、パッケージ導入・クラウド導入を行うかの目的です。
               ・ 「業務処理の改善、管理内容の向上、事業基盤の強化」などの視点から3つ
                 程度が妥当です。具体性のある表現が良いです。

          ② 対象業務・部門の決定
               ・ 目的達成に必要な業務処理なり自社の部門を明らかにします。
               ・ 直接関係しない部門への考慮も必要です。
          ③ 実行メンバーの選出
               ・ 目的達成のために必要な人を選びます。
               ・ 部門バランス、管理職・経験・若手のバランスを考慮します。
               ・ 全社的な視野で他部門の問題点などを知り、人材育成の場にもなります。
               ・ 実行責任者を任命し、権限委譲の範囲を明確にします。
               ・ 定例打合せなどの必要時間・曜日を提示しておきます。
                                                             【参考】ダウンロード資料<030 パッケージ導入と体制>
          ④ 実行項目の整理
               ・ 必要な作業を洗出し、その作業の優先度・相関性を決めます。
               ・ 作業に関する担当者と完了時期を決めます。
                             参考】 ダウンロード資料<090 実行項目一覧表>
                      ⑤  基本手順のパターンの決定
               ・ 稼動の目標時期を決めます。
                                                                         (参考)基本手順とパターン選択ページ
          
⑥ あるべき姿
               ・ 目的を達成したときの業務処理、管理内容のイメージ図・概要を描きます。
               ・ パッケージを導入したときの新システムの概要、旧システムとの違いなどを
                まとめます。

          ⑦ 課題の整理
               ・ 目的達成を実現するために障害になる課題・問題点を洗い出すます。
               ・ その洗い出した課題・問題点を業務処理・管理内容・システム別に分類します。
               ・ 現行システム、PC処理の扱いも対象になります。
                     (参考)課題解決の簡単な進め方
ページの「課題解決の進め方」 
                 【参考】ダウンロード資料<050 (サンプル)解決目標と課題・問題点>  
          ⑧ 期待効果のまとめ
                                        
(参考)予算と期待効果ページの「期待効果を持つ大切さ」
          ⑨ 概算予算の決定
               ・ 経営者と相談して必要予算を決める。
                                                  (参考)予算と期待効果ページ
                      ⑩ 不明・不安事項の洗出し、整理
               ・ 不明・不安事項の解消・解決の時期を導入計画に計画として入れることです。
          ⑪ 危機管理
               ・ ネットワーク、ハードウェア、組織及び経営方針を含めた事業基盤
               ・ 情報システムを稼働・運営するために必要なソフトウェア、ルール、基準
                             【参考】ダウンロード資料<120 危機管理への対策>         

 導入計画を作成するメリット

       立派でガチガチな導入計画を作る必要はありません。上記項目を参考にして自社で出来る可能な
       内容で構いません。自社の力量が分かり、今後の作業の下地が出来ることが狙いです。
   プロジェクト活動をやりやすくします。
        (この段階で、他社から導入計画に関する情報入手や無償協力も一つの策としてあります)

          ① 不明・不安事項を洗い出して、他社の協力を得る条件を整えることです。これらの事項
            に関して、早めに他社からの情報なり提案を受けることです。
          ② 文書としてまとめることにより、「不明・不安事項」の解消に向けての作戦を導入計画に
            入れることが出来ます。
          ③ 自社として導入計画に関する情報共有ができ、パッケージ導入作業において社内の協
            力を得やすい環境が整います。

          ④ 導入計画の実行開始後の2ヵ月くらいに、導入計画の検証と見直しを行うことです。
                           計画通りに進まないのが世の常です。計画と実績のズレ・漏れ・重要性の認識不足な
            どの問題発見と対策が必要不可欠と考えます。この実行を伴わない導入計画は「絵に
             描いた餅」になりやすいです。 

  ● 「ユーザのためのパッケージ導入」セミナーのご案内

 
 セミナーの目的
       ・ 受講結果、自社に戻り独力で必要な作業を消化できる。
       ・ 社内手続き、社内協力、資料作成及び問題解決を容易にする。
       ・ パッケージ選定、システム品質及び稼動に必要な知識が理解できる。
 セミナーの内容
      
① 導入準備に必要な作業内容と実践ポイント
       ② 最良なパッケージ・ベンダ選定のための実施方法
       ③ 価値ある要件定義書を作成する実践ポイント
       ④ 安定稼動に必要なユーザテストと社内準備 
  開催の要領
         「ユーザのためのパッケージ導入 徹底解説」セミナー
  
 
 パッケージ導入・情報システムの再構築に関しての疑問・不安・質問のあ
   る方、また、欲しい情報のある方は「お問い合わせ」ページにてご連絡を頂
      ければ対応させて頂きます。
  


 

 

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